2014年11月22日

NewsToMove.comを読んでくださっているみなさまへ

 私たちのサイトをみてくださっているみなさま、いつもありがとうございます。今日は大事なお知らせがあります。このたび、NewsToMove.comはしばらくお休みをいただくことにします。

 2013年4月の立ち上げから約1年8ヵ月。有志の仲間と実験的にはじめた試みでしたが、この間、私たちにはとてもたくさんの出会いがありました。それは取材に協力してくださったたくさんの“動いている人たち”との出会いであり、サイトをみてくださった無数の読者の方々との出会いです。写真を通して、映画や美術展などの文化的活動を通して、また、サイトそのもののデザインを通して、初めて享受することができたものでした。

 このサイトは、社会的問題解決へ向けて一歩でも前へ動いていくためのヒントをご紹介しようという志から立ち上げました。いわゆるマスコミと総称される大手メディア上では、なかなか発見することのできない「おっ」と驚くような視点を、自由に共有したり代弁したりできる場所を持ちたいと思ってきました。

 ですから、このサイトを媒介として取材先の方同士で交流が始まったり、または読者から取材先の方へアプローチがあったりという話を聞くと、とてもうれしく、メディアとしての手応えを感じることができました。

 今年4月には、記念すべき1周年記念イベント「TalkToMove!」を開催しました。これまで取材でお世話になった方々や読者のみなさんと直にお会いすることができ、メディア(medium)として人と人、情報と情報をつなげることを体感した一日でした。

 この間私たちは、改めて「メディアの役割ってなんだろう」、「情報の共有が意味する事ってなんだろう」と考えてきました。

 そして、ひとつの大きな壁に直面したことも事実でした。それは「情報の価値はだれが決めるのか」ということです。求められるものだからそこに対価をつけるのか、それとも提供する側の実費をのせていくのか。それとも、そもそも情報は自由に共有されるべきものではないのか。

 このサイトが実験的だったという点もここにあります。ネットという“情報の海”のような世界で、残っていくだけの価値のあるものって何だろう。そこに価値をつけるのは、一体誰なんだろう。それは、まだだれも答えを出す事ができていない問いです。

 この壁に突き当たった私たちは、しばらくNewsToMove.comをお休みすることにします。でも、私たちはこの大きな挑戦に悲観しているわけではありません。チャンスがあればいつでも新しい試みをはじめてみるつもりです。その時には、メルマガやフェイスブックなどですぐみなさまにお知らせしますね。それまで、さようなら。今まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

NTM編集部一同

代表・小澤治美

Discover Social Solutions

問題解決へ動く人のためのニュースサイト


特集第25回:Prisonコンサート

 最前列で彼女たちの歌を聴いたと、その男性は言った。特別少年院にいたあの頃、院内で観たコンサート。いま自分も音楽で生きている、ギターを弾いている、いつかふたりのバックで一緒に演奏してみたい ― 。

 先月、女性デュオPaix2(ペペ)のもとに寄せられたメールだ。彼女たちの歌に心動かされた元受刑者たちからメッセージが届くたび、音楽の力を感じずにはいられない。

 刑務所で歌うようになって今年で12年。ワゴンに機材を積み、マネージャーと全国の刑務所や矯正施設を巡る。多いときには1600人もの受刑者を前にステージに立つ。記念すべき350回目のコンサートを行ったのは網走刑務所だ。

 人の罪は、私たちを断絶する。傷つけられた人と傷つけた人、奪われた人と奪った人。被害者と加害者がわかり合える日は、決して訪れないのかもしれない。そのとき、同じ社会に生きる私たちには何ができるのだろう。

 この秋、保護司としての活動もはじめたPaix2のふたり。彼女たちの活動に、そのヒントがあるかもしれない。

 

(文・小澤治美 写真・宮津かなえ)

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Ready To Move? 

写真提供:EDAYA
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Culture To Move

© ÉPITHÈTE FILMS – TAPIOCA FILMS – FILMARTO - GAUMONT - FRANCE 2 CINÉMA
© ÉPITHÈTE FILMS – TAPIOCA FILMS – FILMARTO - GAUMONT - FRANCE 2 CINÉMA

#25 世界的地域おこし 北ルソンから始めよう

EDAYA代表 山下彩香さん Part II

フィリピン・ルソン島の山々に住む少数先住民族、彼らの無形文化を継承する仕組みづくりに取り組んでいる山下彩香さん。これからのビジョンは、世界的規模で地域おこしの波をつくりだすこと!一時帰国した彼女に訊いた。

#32『天才スピヴェット』            movie

 

『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督最新作…というだけで映画ファンの心はときめいてしまう。キュートでちょっと風変わりなアメリというキャラクターを生み出した奇才が新たに手がけたのは、10歳の天才少年スピヴェットの物語。


NTMこれまでの特集

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純粋な売り上げだけでは自立が難しいと言われる復興支援プロジェクト。この4-6月期だけで900万円近くを売り上げる事業へと成長した。真のコミュニティビジネスへ成長するための鍵を、3年半の軌跡に探してみよう。

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連日流れてくる過激派組織「イスラム国」の残虐なニュース。でも、そもそもイスラムって何だろう?日本にも10万人を超えるムスリムが生活すると言われている。NTM的イスラム入門。

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私たちが“人生”というストーリーを生きているように、どの家族にも物語がある。命というバトンを渡すために、親たちそして祖父母たちは69年前の敗戦をどう生きたのか。夏の終わり、家族の物語を聞いてみよう。


RTMバックナンバー

book review

#24 私たちの「性」は誰のものか?

『男子の貞操 僕らの性は、僕らが語る』坂爪真吾著

この人の言葉にはびっくりさせられてばかりだ。本書にも目からウロコの坂爪キーワードが満載。彼はまずこう読者に問いかける。「僕らを射精に導くのは、一体『誰の手』なのか?」性にまつわる呪縛を解き明かす。

arts/sexual orientations

#23 この世界は君のもの

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なりたい自分になれる場所、舞台。GID(性同一性障害)の当事者とその仲間たちによるミュージカル『The World is Yours』他の舞台では観られない挑戦や醍醐味がありそうだ。熱のこもる彼らの稽古場にお邪魔した。

freedom of expression

#22 わいせつと自由の攻防!

まんこアーティスト・ろくでなし子さん

突然の逮捕。容疑は「わいせつ」なデータをばらまいたというものだ。権力が表現の自由を脅かしたと物議をかもしたこの事件、よくよく話を訊いてみれば、ぷっと笑ってしまうことばかり。一体何が起きたのか。


CTMバックナンバー

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#31『マルタのことづけ』

art exhibition

#30『M・ゴンドリーの世界一周』 

Photo: Bernard Bisson/ JDD / SIPA, 2011, Paris, Courtesy: Home Movie Factory Association
Photo: Bernard Bisson/ JDD / SIPA, 2011, Paris, Courtesy: Home Movie Factory Association

movie

#29『マルティニークからの祈り』

©2013 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.
©2013 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.

母親にとって、幼い子供たちを遺して死にゆくというのがどれほど辛いことか。そして母を失う恐怖におびえながら“その時”を待たなければならない子供たちは…。メキシコの眩しい陽光の中、綴られる家族の物語。

独創的な映像で人気を博すフランスの映画監督ミシェル・ゴンドリーの展覧会。あんな素敵な映像を作る人の頭の中は一体どうなっているの?彼の世界はとてもお茶目で、エネルギーに満ちていて、繊細で、優しい。

フランス・オルリー空港で逮捕された一人の韓国人主婦。容疑は麻薬の密輸。彼女や彼女の家族にどんな運命が待っているのか。犯罪とは無縁の平凡な人生に突然ふりかかった悲劇。実話を元にした物語だ。


NTMギャラリー

猫シェルター

音楽のちから。

つながるごはん。


RTM番外編: いいところ発見

#01:会津喜多方・長床

旅先のいいところをご紹介する第一回は、会津喜多方「長床」正式名称は新宮熊野神社だ。古くは陸奥の時代から土地の人々に崇拝され大切に守られてきた。いまも喜多方のやさしい人たちに受け継がれている。